2018年1月

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7種の肉を食す「袋鼠 鴯鶓 鰐 鴉 兎 駝鳥 蠍」/新宿「パンとサーカス」

新宿「パンとサーカス」 肉を喰らう事、すなわち男の本能。 あらゆる種の肉を喰らう事、それは男の欲望。 肉それは、まだ見ぬ美女との戯れ。 枯渇した気持ちを潤してくる高貴な食物。 それが「肉」。 数年前の事、新宿で、色々な生き物の肉を提供している店があると友人から聞かされた。 色々な肉!まだ見ぬ、肉達が食べれる喜びに、俺は身震いした。 しかし当時あった7種の肉を食べれるコースは、4人のパーティーを揃えないとイベントが発生しないと知る。 俺は、肉仲間の面々に声をかけ新宿へと向かった。 新宿で、合流した […]

そびえ立つ人工地盤!参道がマンション内に!?天空の寺「三宝寺」

横浜にある浮遊寺「三宝寺」 街を、散策している時に稀に感じる違和感。 違和感の正体を探すと異様な光景に気が付く。 数年前、横浜での一幕もそんな違和感からだった。 横浜の街を歩いている時に、ふと視界に入ったマンション。 何という事はないマンションなのだが違和感を覚えた。 何だろうこの違和感… ボーっと、入り口に目をやっていると、違和感の正体に気が付く。 「三宝寺??」 入り口に、寺の名前が書かれた石塔。 マンションを見上げる。 寺らしき物は何処にも無い… どういう事だ… 寺なんか無いのに、寺の名前 […]

天狗の顔と洞窟が!/横浜「大網金比羅神社・龍神社」

横浜にある「大網金比羅神社・龍神社」 あなぐら、岩屋、洞窟、洞穴。 穴。 穴それは見れば気持ち昂ぶる場所。 男の好奇心を刺激する場所。 そんな横浜の穴との出会いは、穏やかに晴れた冬の日の事だった… 俺は、ライフワークの街散策を、横浜で行っていた。 ふと視界に入ってきた鳥居、その奥に高くそびえたつ人工地盤、そして人工地盤の上には寺… これは…におうな…何かありそうだな… 鳥居からdeepな匂いがプンプンと放たれている。 俺は、神社に立ち寄ってみる事にした。 鳥居をくぐり抜け、階段を駆け上がる。 高 […]

「微巣登路(びすとろ) 」と読ませるイカしたセンス/テーブル筐体のあるレトロな喫茶店

北松戸にある喫茶店「微巣登路(びすとろ) 」 ある晴れた日、俺は猛烈に腹が減っていた。 北千住方面へと電車に乗っていたが、北松戸で途中下車をする。 何か食うもの… 駅前のローターリーを見渡す。 漢字4文字の怪しい看板… び…す…のぼり…ろ?? なんて読むのだろう…気になりビルへの中へ足を進めていく。 外の看板は真新しかったが、ビルへと入ると空気がガラッと変わった。 廃れた雰囲気の通路は、あなぐらのようだ。 年季の入ったサンプルメニュー。 老舗なのだろうか? 漢字のセンスといいバシバシに怪しい雰囲 […]

80年前にタイムスリップ!旧銀座アパートメントこと奥野ビル

銀座にある奥野ビル 先日、銀座の街を徘徊していた時の事… 突如、時空が歪みだした。 近代的なビルとビルの合間に、あまりにも不自然なビルが姿を現す… 何だあのビル… 恐る恐る近づいて見る… 明らかに、このビルだけ戦前の頃から時が止まっている…。 どういう事だこれは… ビルを見上げながら俺は思った。 「銀座の一等地だぞ…夢でも見ているのか…」と 押し寄せてくる好奇心…このままこのビルをスルー出来ない… 俺はビルの中へと入ってみた。 そしてエレベーターをみて愕然として。 この平成の世にあって、大正から […]

錦糸町「桃山」/テーブル筐体のある喫茶店に引き込まれるのは何故!?

錦糸町にある昭和レトロな喫茶店「桃山」 喫茶店それは男の憩いの場。 戦士の休息。 オアシス。 喫茶店それだけで魅力的な存在。 なのに、テーブル筐体のある喫茶店となると、さらなる魅力に引き込まれてしまいもう普通の喫茶店へと、心のトキメキが戻らなくなってしまう。 何故なんだ…何故テーブル筐体のある喫茶店は、あんなにも心がワクワクするのだろう… 俺は、今日も答え探して街を放浪するのだった… あの日の俺は、終電を逃し行く宛もないまま錦糸町の街を放浪していた。 視界先に1軒の喫茶店。 24時間営業。 助か […]

牛丼それは男の欲望を満たす食物/新橋「なんどき屋」

新橋「なんどき屋」の牛めし 俺の中で、宇宙一美味い食い物「牛丼」 初めて牛丼を知ったのは5歳の頃。 兄が読んでいた漫画「キン肉マン」の1巻に載っていた。 何の気なしに漫画を開くと其処には、第一話からガツガツ牛丼を食べるキン肉マン。 第三話では、牛丼ひとすじ八十年♪とキン肉マンが当時のCMソングを歌い、 第4話では、着物を着た女性が「ここは吉野家 味の吉野家」と演説をする当時のCMのパロディが書かれていた。(アニメでは、スポンサーの関係からか牛丼ひとすじ300年に変っている) そのあまりにも美味そ […]

戦争でデスマスクのようにされてしまった悲しき上野大仏

上野にある上野大仏 大きいモノに人々は、昔から魅了される。 大きければ大きいほど、偉大さ、神々しさを感じる。 日本各地に巨大な観音、巨大な大仏が鎮座している。 ある晴れた日、ほろ酔いで上野を散策していた時に、そいつに出会った。 当時、まだやっていた桜木亭のパンダ支店でビールを買い。 ビール片手に上野を散策。 木々の木陰に身を隠し、心地よい夏の風を感じながら1杯2杯と飲みすすめほろ酔い気分になった時だった。 合格大仏の文字が視界に写り込んだ。 大仏?はて上野に大仏なんてあったっけ? 俺は酔っぱらっ […]

江戸川区のバベルの塔「タワーホール船堀」

タワーホール船堀 「馬鹿と煙は高いところが好き」といった諺があるように。 男という馬鹿な生き物は高い所が好きだ。それが浪漫だからだ。 その天空の先に、何があるのか、好奇心がより高い所を求めてしまう。 旧約聖書に登場するバベルの塔しかり、ピラミッドしかり、古代の人々は高い建造物を作った。 そして、そのDNAは今も我々人類に受け継がれており、TOKYOの到る所にバベルを感じる高い建造物がある。 ある日の事、俺は江戸川競艇で全てを失い絶望の淵にいた。 何も考える事も出来ず、無料バスに乗り込み船堀駅へと […]

立ち食いそば「弥生軒」のから揚げ単品というシュールな食い物…

我孫子駅構内にある立ち食いそば屋「弥生軒」 からあげ… それは男達の浪漫… ちびっこの一番好きなオカズ不動の一位(Anabolic調べ)… 目の間に差し出された唐揚げ… それを食べない人間など存在しない… 唐揚げの前には全てが無力… かの有名な哲学者の… 「すべての人間は生まれながらにして唐揚げを欲す」… まさに世の理… ある日の事… ふらっと降りた我孫子駅… ホームへと出ると… 濃厚な唐揚げの匂いが鼻の奥を刺激た… 匂いの先には… 1軒の立ち食いそば屋… 匂いに誘われるがまま… 店内に入る… […]