鬱蒼とする森の中にひっそりと鎮座する金精様/柏市「土谷津の七社様」

鬱蒼とする森の中にひっそりと鎮座する金精様/柏市「土谷津の七社様」

柏市にある「土谷津の七社様」

数年前、あの日の俺は、何かに誘われるように柏のはずれへと向かった。

その場所は、昔々土谷津という地名で呼ばれていたそうだ。

この辺りの地が、我孫子と柏に分かれた時に消滅してしまった集落「土谷津」

何かある気がして、俺は彷徨っていた。
柏市にある「土谷津の七社様」
畑だらけの道。

何も無いなと歩き続けていると、鬱蒼とする森へと道が続いていた。

柏市にある「土谷津の七社様」

森道に入って直ぐ、右側にひらけた場所があり祠のような物が見えた。

こんな鬱蒼とした森の中に祠だと…

好奇心が込み上げてくる。

柏市にある「土谷津の七社様」

祠の方へと行ってみると、ひらけた場所に7つの祠。

これは何とも神々しい…

とても神秘的だな。

フォトジェニック…

土谷津集落の名残の廃神社なのだろうか…?

それとも現役の神社なのだろうか…?

柏市にある「土谷津の七社様」

うろうろと祠を見ていると、さらに奥へと獣道が続いていた…

何かありそうだな…

けど少し怖い…

しかし高揚感が恐怖心を押し殺す。

柏市にある「土谷津の七社様」

俺は密林を彷徨った。

柏市にある「土谷津の七社様」

鬱蒼とする森の中を彷徨い続けた。

すると不思議な囁き声が聞こえてきた。

おいで… おいで…  」

何だこの声は…朦朧とする意識。

俺は、ふらふらと声のする方へと向かった。

するとそこには…何と!!

柏市にある「土谷津の七社様」

「おお…ジーザス…神よ…」

土谷津集落が無くなり人々から忘れ去られた小さな金精様が祀られいた。

今日、私を、この地へ呼んだのは貴方だったのですね…

俺は手を合わせ涙を流した。

「…シカ… おいで 父さん 母さまもいる イヤ 私 そっちに行き…」

聴こえてくる囁き声

今も土谷津の秘められた森の中に小さな金精様は鎮座している…