【昭和遺産】廃墟然とした中野の九龍城「ホテルワールド会館」

生きる廃墟!ホテルワールド会館
生きる廃墟…
まるで廃墟のようだがまだ生きている場所…
九龍城
それは東洋の魔窟とも呼ばれた増築され巨大化した複雑怪奇なスラム建造物…
しばし日本でも似たような雰囲気のビルを〇〇の九龍城と呼ぶ
そんな場所が世の中には多数存在する…
数年前、仕事で中野に行った時の事だった…
路地裏で妖艶に輝く建物が視界に入った…
あれは、いったい…
俺は建物へと近づいた…
ここは5の55番街と書かれた看板…
端にはHOTELワールドと書かれた看板も…
ホテル?
しかしスナックやらアニソンやら店舗の看板も沢山出ている…
見上げる…
ワールド会館と書かれた看板…
いったい何なんだここは…
ホテルは営業しているのか??
何か変わったビルだな…
てかどーせ明日もこの辺りで仕事だし…
このホテルに泊まってみるかな…
俺は気になり中へと入った…
入口にはスナックの看板…
昭和臭が凄いな…
しかしすぐ横にはアニソンカフェバーが…
めっちゃ平成だな…
昭和と現在が混合する場所…
何なんだここは…テンションが上がる…
さらに奥にはカラオケパブなどがあるようだ…
ホテルはどーしたんだ…
ホテルのフロントは…いったい何処だ…
俺はホテルのフロントを探し求め2階へと向かった…
2階への途中の踊り場にもバーらしき店…
2階へと上がるとここもバーだらけ…
フロントは見当たらない…
さらに上へと行こう思ったが…
ここより上へは行けなくなっていた…
柵越しに上を見上げる…
どうやらこの先には客室があるようだが…
その雰囲気は…廃墟のようだ…
このホテル営業していないのか…?
階段を降り下へと戻る…
踊り場に無造作に置かれているコンロや鍋…
店で使っている物なのだろう…
この感じ…まるでアジアのスラムのようだ…
心が躍る…
さらに下へと降りる…
エレベーターがあるじゃないか…これで…上に…
と思ったが…案の定…使えない…
いったいホテルのフロントは何処なのだ…
俺はいつになったらチェックインできるのだろう…
一階へ戻り奥へと進んで行ってみた…
しかし、そこにはスナックがあるだけで行き止まり…
くそ…いってーどーなっちまってんだ…
その時だった…
さらに下へと通じる階段を発見…
なるほど…地下か…フロントは地下なんだな…
下へと降りる…
湿気が凄い…
変な匂いもする…
下へと降りると其処には…
また飲み屋街が…
フロントを求め奥へと行くと…
そこは外の光が届かない漆黒の闇の世界…
何も見えね…恐怖…
そして行き止まり…
まるでバイオハザード…
俺は上へと戻った…
階段の途中にはまたスナックの看板…
一階へと戻り…
一旦外へ出てみる…
上へと見上げ良く見てる…
2Fと3Fとホテルワールド会館と書かれている…
しかしそこに人影は無い…
もしや、もうホテルはやっておらず空いた部屋でスナックなどが営業しているのだろうか…
少し奥へと行くとコインランドリーがあった…
これは…もしやホテルまだやっているのか…それともホテル時代の名残なのだろうか…
振り向いてもう一度ホテルを見上げた…
やはり…きっと…ホテルはもうやっていないのだろう…
残念だ…
いや…しかし…中々良い物件を散策できたな…
好奇心…
楽しかったな…
さて仕事へと向かうかな…