箱根にある噂の現場「箱根大天狗山神社」で初詣

箱根にある噂の現場「箱根大天狗山神社」で初詣

日本で唯一の幼神神社と書かれた箱根大天狗山神社

噂…

それは…ある人の身の上や、物事についての、確実でない話…

確実ではないが、ヤバいと言われる場所が日本には多数存在する…

噂…

それは、本当なのか…

この目で見たくなるのが男の性…

そんな場所を探し求め今日も彷徨う…


今年の元旦…

俺は、箱根の山を歩いていた…

すると突如視界に入りこんで来た巨大な鳥居…

おわかり頂けるだろうかこの鳥居…

天使…

天使や…

なぜ鳥居に天使が…

神道とキリスト教の一体型…

正月とクリスマスが一つになったような…

日本的と言えば日本的…

そんな素敵な鳥居…

心が奪われる…

鳥居に魅了される…

俺は、中へといざなわれていく

ふわふわとした気持ち…

鳥居を潜る…

煌びやかな装飾で彩られてる…

その装飾はまるで…

七夕と中国の祭が一つになったような感じ…

ふわふわしていた気持ちが何だかザワつき始め…

そしてワクワクへと変わった……

扉には宗教法人「箱根大天狗山神社」と書かれていた…

どこかで聞いた事あるような…

そして天狗の団扇のような家紋…

どこかで見た事があるような

茨城の山…

加波山…

廃墟…

天狗の庭…

いや…この雰囲気は…

加波山神社…

記憶が曖昧だな…

扉の脇に「日本で唯一の幼神神社」と書かれている…

幼神だと…なんなんだ幼神とは…

初めて聞く造語だな…

俺はハッとさせられた…

鳥居にいた天使…

あれか…あれは天使じゃなくて幼神なのか…

心のザワツキが増していく…

中へと足を踏み入れる…

天狗茶屋と書かれた施設と鳥居が…

なんというか独特な雰囲気だな…

隣にある境内図をに目を通す…

めちゃくちゃ広いな…

そしてその脇に幼神神社のいわれが書かれていた。

そこには…幼神の正体が書かれていた。

正式名称を幼童神霊といい、一般的には水子を指す言葉なのだとか…

そして幼童神霊は普段、誰にも気付かれず寒さに耐え、飢えに苦しみながら身も心もボロボロの姿で泣き叫び救いを求めているのだとか…

そして愛情を注ぎ、神々の庭で学び身を清めなければ浄化されないのだとか…

なんというか…

とても悲しい話だな…

そしてその聖なる神々の庭がここ「幼神神社」なのだとか…

なんて気になる場所なんだ…

スピリチュアル…

そして鳥居の側へと行くと…

大仏…

大仏だと…

寺では無く神社に大仏…

しかもカラフル…

なんだこの胸騒ぎは…

ワクワクとザワザワが確信へと変わってゆく…

ここは…ヤバい…感じがする…

そう言うならば本物…


鳥居を潜り抜けたい気持ちをおさえ…

奥の駐車場へ足を進める…

奥に見える巨大な施設…

あの施設の感じ…

神社というよりは…サティ〇ン

パシャパシャと写真を撮っていると、施設の関係者…いや神社の関係者と思しき女性が近づいて来た。

「どこからいらっしゃったのですか?」

「どういった御用で?」

など色々きかれ話し込んでいると…

「写真はね…ごめんなさいね…ダメなの…本物がね…うつっちゃうから…」

本物?どういう事だ…?と思い

「えっ本物って何ですか?」

と尋ねると…

「ここには、本物の霊や神様がいらっしゃるの…子供たちの霊が…特に子供たちの霊は体がバラバラになった状態で辺りをさまよっているから…それがね…写真に写っちゃうのよ…けどね、うちの先生は日本で唯一、バラバラになった子供達の霊を元の姿に戻して天国に送ってあげる力を持っていてね、この神社で供養しているのよ。そしてこの神社は子供達に楽しんで貰って浄化して貰うためにあるの…だから写真はダメなのよ…ごめんなさないね…」

との事だった…

そうだったのか…

「何だか観光気分ですいません…」

と関係者に謝ると…

「いいのよ…あなた子供はいるの?」

とまた彼是と関係者の女性と会話を続けた…

彼女が言うには、幼くして死別した子供がいなくても、ご先祖様までたどると、必ず幼くして死別した子供がおり、すべての人に関わりがある事だから神社で供養した方が良いとの事だった…

会話も終わり…最後に

「一枚だけあの素敵な大仏だけ写真いいですか?」

と尋ねると

「うーん鳥居より奥はダメだけど…手前からなら1枚だけいいわよ。」

と許可を頂き一枚だけ撮影し鳥居の中へと入っていった。

鳥居を一歩くぐると其処は異世界といってもいいだろう…

異様な雰囲気が漂う…

プレハブで売られているカレーやうどん…

その佇まいは、やはりサ〇ィアンを彷彿させる。

何故だろう…

信濃町を歩いている時と似たような緊張感が辺りを張り詰めている…

そしてさらに奥には…

お菓子と果物で出来た巨大な塔のような物に…

巨大な七夕のような物…

お菓子で埋め尽くされた部屋…

一心不乱に太鼓を叩く老若男女…

空を飛びかう…子供たちの霊……

霊!!

くっこれは幻なのか…

豪華絢爛な煌びやかな空間…

到る所に設置された監視カメラ…

笑顔で行きかう人々…

感じる…

監視の目…

バブル…

ゾワゾワする…

絵に書いたような…宗……

軽いパニックをおこしていると…

関係者の方から悪魔祓いを勧められた…

俺は悪魔祓いをしてもらい気を落ち着かせ

賽銭にお金を入れ…

初詣をすまし施設を…

神社をあとにした…

新年早々感じたベスト…

今年も良い事がありそうだ…