2018年2月

1/3ページ

浅草に河童の手のミイラが!!/ かっぱ寺 曹源寺

浅草 曹源寺 ミイラ… その言葉を聞くだけでゾクゾクする。 河童… 男の好奇心を刺激するもののけの類… 河童のミイラは、全国津々浦々に存在すると言われている… 数年前の事、仕事の買い出しで、浅草のかっぱ橋道具街へ行った時の事だった。 ビルへと視線を向けると無数のマネキン 何だか面白い所だな… 街を散策していると電柱に「かっぱ寺」と書かれた看板が視界に入ってきた。 かっぱ寺?なんだろう? 押し寄せる好奇心。 その感情に逆らえず、仕事を忘れ、寺へと吸い込まれた。 中へ入るとすぐに、謎の河童の置物。 […]

茂原 足地蔵尊蒼天/秘境にある謎の巨大な足の仏様

茂原 足地蔵尊蒼天 数年前に、茂原へと、サイクリングをしていた時の事だった… 視界に写る、どこか懐かしい風景。 柿の木と、森林のコントラスト。 ノスタルジックな気分に浸っていた。 ゆるやかなカーブを曲がると、崖の方に鳥居が見えた。 鳥居の、右奥へと視線を移すと煙突のような物が見える… 一体なんだう…と思いながら少し進むと…怪しい風景の看板と異国の文字が… これは…いったい…奇怪な… 俺は、自転車を止め近づいた。 文字の先には、足を模った木に仏像が彫られた置物。 その奥には、崖の奥へと続く階段。 […]

立ち食い寿司を粋に喰らう/船橋 吉光

船橋 吉光 寿司… 江戸時代からある日本のカルチャー 当時は江戸のファストフード。 スタイルは立ち食い。 せっかちな江戸っ子達は、ササッと食ってサッと粋に立ち去るスタイル。 そんな粋な立ち食いスタイルの店が未だ日本に点々と存在する… 船橋で、一仕事終え駅に向かう途中だった。 視界に入りこんできた良い感じの店… 立ち飲み屋? 俺は足を止めて店内を覗きこんだ… 店内は人で賑わっている。 皆、手で何かをつまんで食べているようだ。 ドアの貼り紙に書かれたメニューに視線をやる。 上鮨… おまかせにぎり ま […]

焼き鳥をセルフスタイルで喰らう店/鶯谷駅「ささのや」

鶯谷駅「ささのや」 焼鳥… それは胃袋の欲求を最高に刺激する最高の酒の肴。 屋台の焼き鳥屋… プレハブの焼き鳥屋… スーパーの入り口にいるワゴンの焼き鳥屋… 路面の焼鳥屋… 全部違って全部良い… 見かけたら食べずにはいられないのが焼鳥屋… 鶯谷を散歩した帰りだった。 駅へ向かい歩いていると、焼鳥の良い匂いが鼻の奥を刺激した。 匂いの先に、視線を向けると人だかりが出来ている。 看板には「もつ焼き」「やきとり」「一串70円」の文字が見える。 70円か…安いな… 店の前で足を止める。 外は前金と書かれ […]

綾瀬駅から「0番線」で行く単独終端駅「北綾瀬駅」

東京メトロ千代田線単独終端駅「北綾瀬駅」 0番線。 全国に40カ所ほどしかない0番線。 都内には2カ所。 その内の1カ所が、綾瀬駅。 行先は北綾瀬駅。 3両編成の電車しか止まれない小さな駅。 地上を走る地下鉄ローカル線。 しかし、その千代田線単独終端駅「北綾瀬駅」が現在10両対応できるように拡張工事が行われている。 10両編成対応工事が完了すると、代々木上原方面への直通運行が始まる。 つまり0番線が無くなる可能性があるのだ… 都内の貴重な0番線が… そんな0番線と俺の出会いは、半年ほど前。 電車 […]

柏にあるのに野田名物「やきそばポテト」/車のやきそば屋(ジロベエ)

柏にある野田名物「やきそばポテト」 ある晴れた日。 柏から野田へ方面へとサイクリングを嗜んでいた時の事。 突如視界に入りこんで来た看板。 野田名物…?やきそば…?ポテト…? あれ…?もう野田?? 自転車を止めグーグルマップで現在地を確認する。 柏… 野田までは、まだかなり距離がある。 どういう事だよ… めっちゃ鋭角に曲がるな… しかも、そっちガンガン柏方面だし… 野田名物ってのも醤油以外聞いた事ねーし やきそば名物とか本当かよ… 看板ひとつで、完全に俺の心は弄ばれた。 気になる… 俺は、道を鋭角 […]

昭和遺産 旅人の憩いの場オートパーラー/成田 オートパーラーシオヤ

滑河駅 オートパーラーシオヤ 古き良き時代、日本のいたる所にあったオートパーラー。 オート。 それは全自動。 パーラー。 それは、憩の場。 オートパーラー。 それは全自動の憩いの場… 銚子へ自転車で行った帰りの事だった。 日も暮れだし、疲労もピークに達し、暗がりにそびえ立つ巨大な鳥居に恐怖心を覚えた。 どこか休息できる場所… コンビニでも何でもいい少し休みたい… 暗がりの道を、ひたすら自転車を漕ぎ続けた… 突如、ただっぴろい敷地の奥から光り輝く場所が見えた。 コンビニか! 砂漠でオアシス… 俺は […]

メニューに価格表示の無い無骨な焼き鳥屋/柏 太平楽

柏 唐揚げの有名店 太平楽 柏で仕事を終え家路に帰る途中。 駅へと向かう裏路地で一軒の焼鳥屋が視界に入ってきた。 良く燻され年季の入った佇まい… 気になるな… しかしこういう感じの店は、一見だと入りずらいな… どーする… ここで行かないと苦手意識が付いて二度と行かない気がするな… ここはひとつ冒険するかな… 俺は、勇気を振り絞り扉を開けた。 店内は満席… カウンターの一番手前… 焼き場の前の1席だけ空いていた… 俺は、ラスト1席へと座った… ラッキーだったな… 壁にあるメニューに視線を合わせる… […]

遠くのタイより近くの成田…成田でタイ気分!/成田 ワットパクナム 日本別院

成田 ワットパクナム 日本別院 タイ… それは、俺の心のふる里。 愛、夢、希望、タイ。 あれは、自転車で銚子を目指していた時の事だった… 成田を、真っ直ぐぶった切って行こうとした俺は道に迷っていた… 田んぼ道を不安になりながら進んでいた。 そして俺は、知らぬ内に、タイへと足を踏み入れていたのだ… 突如視界に入ってきた異国情緒あふれた看板… なんだこれ? ここ日本だよな… 俺は、不思議に思った。 そして看板の先には怪しい建物が… 俺は自転車を止めた… なんだここ? 日本の建物にしちゃ変わっているな […]

その者蒼き衣を纏いて金色の井戸に降りたつべし/竹岡 黄金井戸

竹岡 黄金井戸 竹岡ラーメンなる物を知った俺。 グーグルの画像検索で、竹岡のそれを見る度に胃がそいつを求めた。 気が付くと俺は、列車にゆられ竹岡の大地へ降り立っていた。 その日は、まだ肌寒く俺は、Gジャンを羽織っていた。 下もデニムパンツ。 デニムオンデニムそして青いブーツ… その者蒼き衣を纏いて、ラーメン屋を目指し、竹岡の大地を歩き出した。 海沿いへと出ると強烈な浜風が俺を襲った。 しかし次の瞬間…風がやんだ。 風がない…くっ耳が痛い… 大気が怒りに満ちてやがる… 俺は、辺りを見回した。 洞窟 […]

1 3