ニューシャトルで会いに行く鉄人28号の巨大オブジェ

ニューシャトルで会いに行く鉄人28号の巨大オブジェ

埼玉新都市交通伊奈線「丸山駅」鉄人28号の巨大オブジェ

鉄人28号

太平洋戦争末期に大日本帝国陸軍が起死回生の秘密兵器として開発していた巨大ロボット「鉄人28号」

昭和31年に月刊誌『少年』で漫画『鉄人28号』が連載開始されて以降、未だにこのロボットを愛し続ける人々がいる…

世の中に登場して約半世紀たった2009年には、JR新長田駅南側、若松公園内に直立時の設定が18mにも及ぶ「鉄人28号」の巨大モニュメントが建てられて。

しかし…それよりもはるか昔1987年頃、大宮駅の「まめの木」の近くにあった巨大な「鉄人28号」のモニュメントが、廃棄される予定だったが紆余曲折し埼玉県北足立郡伊奈町のとある場所で、ひっそりと佇み続けている…

あれは、息子が埼玉新都市交通伊奈線の車両基地を見たいというので、行った日の事…

一日乗車券が、鉄道むすめ「丸山はやみ」な事に驚きつつ車両に乗り丸山駅へ


駅を降り

100メートル程歩き車両基地を跨線橋から覗く。

ある程度堪能し車両基地を後にした…

車両基地も見学したし帰るか…

いやしかし丸山など来る事も他に無さそうだしな…

街を少し散策してみるか…

と住宅街を歩いていると…海などないこの埼玉の大地に船が…

良い物を見たなと歩き続けると…

何やら巨大な物体が…

どこかで見た事あるシルエットだな…

近づいて見る…

こっこれは…

もしや…

嘘だろ…

この足…

このすね

この膝…

間違いない鉄人や…鉄人28号や…

幼い事の記憶が蘇る…

確かこの鉄人…幼き頃に大宮駅の「まめの木」の近くで見たあの鉄人じゃないか??

いったい誰が…何の為に…ここに鉄人を…

遠くの方から声が聞こえる…

「でも、もういいんだ!
たしかに、たしかにお前は、戦争のために兵器としてつくられた。
でも、もうお前の戦う相手はいないんだ
もうお前の役目は終わっているんだ。
おまえが必要だった時代は、終わっているんだ…」

何にせよ…壊されず…ここで平和を見守り続けていた事…うれしく思うぜ…