小田原市早川 魚籃大観音/早川駅にそびえる巨大観音

小田原市早川 魚籃大観音/早川駅にそびえる巨大観音

小田原市早川 魚籃大観音

大きいモノに人々は、昔から魅了される。

大きければ大きいほど、偉大さ、神々しさを感じる。 日本各地に巨大な観音、巨大な大仏が鎮座している。

早川の地にも巨大なやつがいた…

新年に、箱根にある某カルト団体が営む神社へ初詣に行こうと電車に揺られていた時の事…

東海道本線、グリーン車、ビール、心地よい日差し…

気が緩みっぱなしの俺は、気が付くと早川駅にいた…

ああ…やっちまった…寝過ごした…

小田原に戻るか…

駅を出て箱根板橋まで歩くか…

どうしようかなと駅のホームを歩いていると…


ホームの先に異変を感じた…

あれは…

おわかり頂けるだろうか…

住宅街に立ちそびえるウルトラの母…

ではなく…

魚籃大観音…

こんな所で出会えるとは…

まさに神のお導き…

俺は駅を出て…

小走りで彼女へ合いに行った…

駅を出て街を駆け巡る…

大観音の見える方へと走り続ける…

途中大観音を見失う…

どこだ…

俺の愛しの大観音…

見知らぬ街を、さまよっていると…

「私の母はむこうですよ…」

頭の中で声が聞こえた。

振り返ればやつがいた…

ご子息…

ご子息に案内された方へと進むと…

再び俺の視界に彼女が入り込んで来た…

おお…ママよ…

今あいにゆきます…

道しるべの方向へ進む…

あと少し…

息をきらし階段を駆け上がる…

やっとあなたに会えた…

「でけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

俺は、小田原の中心で愛を叫んだ…

頭の中で声がする…

「こっちへ…おいで…」

俺は声がする方へとふらふらと向かった…

すると愛しの彼女の横側の足元に…

扉が…

中に入れるだと…

扉に手を触れようとした瞬間…

扉が開いた…

俺は彼女の中へと…吸い込まれるようにインサートした…

彼女の中はまるで迷路のよう…

そして暖かい…

ふらふらと中を彷徨う…

暖かく心地よい…

脳がトリップする…

そして…

ついに…

愛しの彼女と…

ご対面…

ああ何て…何て素敵な女性なんだ…

そして俺の意識は…彼女の体の中へと吸い込まれていく…

吸い込まれていったその先で…

彼女の思い出の卒業アルバムの写真を見ながら色々な話をする…

何時間彼女と語らっただろうか…

俺は意識朦朧と彼女の胎内を彷徨い続けた…

夢のような甘い時間

そして突然訪れた別れの時…

俺は外へと放り出された…

そして視界に入ってきた景色…

彼女が毎日見続けている風景…

俺は、この景色を忘れないだろう…

しっかりと目に焼き付けて思った…

今年も一年頑張ろうと…