港区芝公園にある洞窟!!洞窟霊場「松蓮社弁天洞」
洞窟霊場「松蓮社弁天洞」
洞窟それは男心を最高に刺激する浪漫。
穴と言う穴に入りたいのが男の性。
そんな洞窟が、コンクリートジャングルTOKYOのど真ん中、港区にあるというので入ってきた。
それは港区芝公園にある松蓮社の境内にある「弁天洞」だ。
しかしいつでも入れるという訳では無く毎月1日と17日のみ一般公開され入洞できる。
中へ入ると広大な敷地に古民家が一軒建っているだけで洞窟らしき物は無い…
まさかガセネタ…東京のど真ん中に洞窟があるわけなんてないか…
と引き返そうとした時、家の脇から一人の男性が出てきた。
そしてそのまま松蓮社の敷地から外へと出て行った。
もしかして!
俺は男性が出てきた一軒家の脇へと向かった。
そこには奥へと続く道が!
そして奥へと進んで行くとそこに!!
鬱蒼とした木々の下に穴らしき場所が見える。
近づくとそこは洞窟の入り口。
まさに隠された秘境。
なんて男心をくすぐる場所にあるんだこの洞窟。
そして胸の高揚感を抑えつついざインサート。
中へと入ると全く先が見えない漆黒の闇が続いていた。
くっこれじゃ何も見えないし奥へ行けないじゃないか!
そう思った瞬間足元に懐中電灯がある事に気づく。
参拝に来た人の為にお寺側が用意してくれている物のようだ。
おいおい本格的なダンジョンみたいじゃねーか。
テンションが上がるぜ。
奥の方へとライトと照らす。
入って直ぐの所にまるでこのダンジョンへの無事を祈るかのように小さなお地蔵様が鎮座している。。
そして奥は真っ暗闇。
本当にここはコンクリートジャングルTOKYOなのか!
ジメジメとした洞窟内。
足をとられないように慎重に歩く。
暗闇の中の蜘蛛などいないか若干の恐怖を感じ。
そしてワクワク感を噛み殺しながら奥へと進む。
一体どれだけ歩いたのだろう…暗闇の中、俺の体内時間が狂わされていく。
時間の感覚がわからなくなり自分がどこを歩いているのかも分からなくなってきた。
次の瞬間道が二手に分かれている事に気づく。
どっちだ…
しかし片方は行き止まり…
なんてダンジョンなんだ…
一番奥までたどり着けるのだろうか…
それから暗闇の中をひたすら歩き続けると
祠のような物が見えてきた。
あそこが一番奥か!!
小走りで奥へ急ぐ。
行き止まり。
そしてそこには弁天洞窟に鎮座する弁天様が祀られていた。
どうやらここが一番奥のようだ。
なんて素晴らしい洞窟なんだ。
弁天様に手を合わせ。
来た道を戻る。
しばらくまた暗闇を歩きつづけると、外の光が見えてきた。
やっと外か。
長い長い探検だったなと時計に目をやると、なんと入洞してから数分しか経っていなかった…
まじか…暗闇の恐怖心と胸の高揚感から正常ではいられなくなっていたようだ。
数キロは歩いたかと思った距離も調べてみるとほんの数十メートルなのだとか…
まさに洞窟トリップ!
何にしても面白かったな。
まさに東京の秘境ならぬ秘洞だな。