【鎌ヶ谷】鳥居の目の前に踏切!! 変った参道の右京塚神社にある「ご珍木」
右京塚神社に内にある夫婦稲荷の「ご珍木」
長細い一本道には男のロマンがある。
それは暗がりの空間「あなぐら」に似ている気がする。
俺は何故だか長細い一本道を見ると心が揺さぶら興奮してしまう。
そんな長細い一本道に先日鎌ヶ谷を散策していたら遭遇した…
道路脇の狭い歩道を、歩いていると最初に視界に入ったのは、大きな鳥居だった。
鳥居を覗くと長細く続く参道が…
「ええ…なにこれ…興奮するんですけど」
絶対に何かある。
行かずには要られない。
好奇心に誘われるがまま奥の細道を着き進んで行くと、其処には踏切が。
しかも良く見ると、鳥居の目の前が踏切になっており参道は神社へと続いている。
「かっこいい…なんて素晴らしい景観なんだ。」
俺はこの神がかった神社に心奪われた。
しばらく放心状態になりこの素晴らしい景観を眺めてた。
しかしこの鳥居は、まだこの神社のエチュードに過ぎなかった事にこの後気が付かされる。
放心状態から目を覚まし、「この変わった鳥居の神社は、一体どんな変った神社なのだろう」と期待を胸に境内へと進んだ。
境内に入ると其処は、なんて事の無い普通の神社だった。
「なんだ…後付で踏切が参道に付いただけで、なんて事の無い神社だな…出落ちってやつですか…」
と高ぶっていた高揚感は落胆し、「とりあえずお賽銭でも入れて帰るかな」と本堂に近づいた時だった。
何やら怪しい案内看板が視界に飛び込んできた。
「夫婦稲荷だと…!?怪しい…何て怪しい響なのだ…」
再び俺の高揚感が蘇る。
矢印の方へと行ってみると其処には…
小さな祠がまるで隠されてるかのように本堂の裏手にあった。
中を覗く。
「なんやこれは!穴や!木で出来た穴蔵や!そこに閉ざされた妖艶な貝や!」
なんて艶めかしい御神木なのだろう…
看板に書いてある由来を見てみると、なんとこれ御神木では無かった…
「ご珍木だと!!!!!!!」
良く読んでみると、木の上の部分が男性のシンボルに似ているとの事。
そう言われてみると確かにそう見えるな…
しかしこの穴の部分と貝殻は完全に…
なるほどだから夫婦稲荷なのか…
それにしても、何と妖艶で魅惑的な穴蔵なのだろう。
俺はしばし見とれていた、次第に意識が遠のく…
これは…俺は…この穴蔵にインザスカイ!
完全に意識はこの穴蔵に持っていかれてしまった。
気が付くと俺は、鳥居の前に立ち尽くし新京成を眺めていた。
なんとも不思議な穴蔵だったな…
細道と穴蔵への高揚感が似ていたのは、奥の細道は穴蔵へと続く道だったからなのだな…