謎の巨大コンクリート像/銚子「長崎の巨大像」
銚子にある謎の巨大コンクリート像「長崎の巨大像」
銚子…
少し変わった街。
さびしい風が吹く土地。
俺のふる里。
少し異質な雰囲気をもっているこの街を、俺は愛している。
郷土愛。
UFOと遭遇、宇宙人のミイラ、謎の魚の鳥居、底なし沼伝説、など変わった噂が多かった銚子時代の記憶…
ふと思い出した謎の巨大コンクリート像…
あれは、いったい…なんだったのだろう…
数年前に帰郷した際、当時の記憶を頼りに探してみた。
そして、巨大コンクリート像は、当時の記憶のまま民家の中に佇んでいた。
二十年以上ぶりの再会…
久々に目にした巨大コンクリート像は、記憶の物よりも小さく感じる…
当時は、身長も小さかったからな…
近づいて見てみると、当時の迫力が蘇る…
やっぱでけーな…
しかし、いったいなんの為に建てられたのだろう…
俺は、少し歩きまわり辺りを観察してみた。
どうやら後ろの建物は、某宗教の研究施設のようだ。
研究施設…
胸がザワザワしてきたな…
像を良く見てみる。
魚籃観世音像らしき像に
龍に乗った青鬼?…
この神様…改めてみると初めて見るタイプだな…
ここのオリジナルの神様なのだろうか…?
それにしても、龍のリアルな感じと青鬼のシュールな造り。
そしてこのサイズ感…
感動。
頬を伝う涙。
あの頃の思い出。
俺は自然と手を合わせていた。
何にしても素敵な巨大コンクリート像だな。