七福神と宝船!そこは夢のワンダーランド!成田 下総利根宝船公園
成田 下総利根宝船公園
良く晴れた日曜日。
我が、ふる里銚子へと向かう途中の事だった。
突如視界に飛び込んで来た巨大な宝船…
あれは何だろう?
俺は、立ち寄った。
宝船の、目の前に広がる広大な大地…
日曜の昼間だというのに誰もいない…
所々、立ち並ぶ墓標のような石…
なんだろう?と覗き込む。
「利根川」と書かれている。
もう一つには「鬼怒川」…
ほかにも手賀沼など千葉を流れる川や沼の名称が…
もしかして…この宝船へ続く道は…川に見立てられているのか…
そうか…
船=川って事か…
という事は、あの宝船は利根川を流れ、ここへたどり着いたって事か…
川に見立てられた道を進んで行くと、印西市、佐倉市、成田市、印旛郡栄町、
そして次の瞬間、俺を歓迎するかのように噴水のパレードが始まった…
これは一体…
次の瞬間…
背後から呪文のような声が…
振り向く。
宝船の前で何者かが、何かを取り囲むように円陣を組んでいる…
もしや…
俺は、走って近づいた…
そこには七福神が…
宝船から降りた七福神が、何かを取り囲んで呪文を唱えている。
そこには下総七福神が置かれている場所が書かれた地図が…
どうやら変な所に宝船が漂着してしまい地図で帰り道を確認しているようだ。
俺は、円陣に加わった…
そして七福神達の声に耳を傾けた…
どうやら遭難した自分達を、迎えに来てもらう為にUFOを呼んでいるようだ。
そうか…どうりで銚子の街でよくUFOの目撃が多発するのか…
あのUFOは、ここへと呼び出された物だったのか…
という事は…この巨大な宝船は、壊れてしまった宇宙船…
俺は、走って宝船へと近づいた…
そして驚愕の事実をしる…
この後ろ姿…ホワイトベース…
この宝船はホワイトベースだったのか…
という事は、七福神は地球連邦軍の兵隊だと…
俺は、興奮を抑えきれずホワイトベースへと乗り込んだ。
宝の裏に隠された地球連邦軍のマーク…
間違いない…
ブライト・ノア艦長が座っていたキャプテンシートから地上を眺める。
この場所でミライさんが、ジオン軍との戦況を確認していたのか…
次の瞬間だった…巨大な地響きと共にホワイトベースが揺れ出した。
ヤバい…
俺は慌てて階段を降りた。
脱出用のスロープ。
俺は、急いで滑り降りる。
間一髪…
巨大な宝船もといホワイトベースは、七福神を乗せ宇宙の彼方へと消え去っていった…
妄想…
夢…
何にしても悲壮感と胸のざわつきが凄い場所だったな。