遊女の祈願!まるで鳥居の洞窟/松戸 池田弁財天
松戸 池田弁財天
先日、仕事の途中腹が減ったので、松戸市役所へ食堂飯を食べ向かった。
市役所へ向かう途中、建物と建物の間に鳥居が連なっている事に気が付いた。
鳥居の正面へと回る。
奥深くへと続く細長い鳥居のトンネル…
何だか、めちゃくちゃ怪しいな…
俺は、吸いこまれるように鳥居の中へと入っていった。
一歩、鳥居の中へと入ると、其処は薄暗くまるで異世界のようだった。
一体、鳥居の先には何が有るのだろう…
俺は、胸を高鳴らせながら奥へと進んで行った。
鳥居をぬけると、先程までの細い道からは想像出来ない位ひらけた場所に、お堂があった。
周りには池。
どうやら弁財天のようだ。
賽銭を入れ
御堂へと近づき手を合わせる。
周りには、無数の蛇が供えられている。
まるで隠された様なお堂だが、今でもかなりの人々から信仰されているようだ。
奥には、岩屋のあなぐらもあった。
素晴らしい…
神社の説明書きが、あったので目を通す。
すると其処には…
かつて江戸時代から昭和初期にかけて、松戸には平潟遊郭があり、当時の遊女達の心情や、ここへ祈願しにきてた事などが綴られている。
松戸に、遊郭があったのか…
確かに、今もそういう街だしな…
振り向くと市役所が見えた。
俺は、役所飯を食べに来た事を思い出し、この場を離れた。