監獄Rock!!ジェイルへ潜入!千葉刑務所「千葉矯正展」

監獄Rock!!ジェイルへ潜入!千葉刑務所「千葉矯正展」

ジェイルへ潜入!千葉刑務所「千葉矯正展」

矯正展とは、全国の刑務所で作られた作業製品の展示即売会や施設見学が出来る刑務所のイベント…

全国の刑務所や拘置所で行われている…

ある年の11月…

俺は、千葉刑務所の近くにいた…

そびえ立つプリズン…

監視台…

物々しい雰囲気

刑務所は高い壁で覆われている…

その壁の横を、物思いに歩いていた…

すると…

入口に掲げられた「千葉矯正展」の文字…

なんだ…千葉矯正展って…

その下に刑務所作業品展示・販売の文字…

もしや…

中に…

中に入れるのか…

高鳴る胸の鼓動…

俺は門を潜った…

そこで目にした光景…

ま…

祭や…

ふぇ

フェスや…

完全にフェスティバルや…

うかれてる…

ここが刑務所の前だと忘れさせる位…

うかれている…

アットホームな雰囲気の中見る千葉刑務所はまるで中世の城…

浦安にあるドリームランドすら感じさせる…

しかしここは刑務所…

千葉刑務所の文字が俺を現実へと連れ戻す…

緊張感が戻る

インターホンなんかあるんだな…

普段はこのインターホンから始まるのか…

俺は、恐る恐る中へと門を潜った…

するとそこは…

やっぱり…フェスや…

ワンダーランドや…

チーバ君にペンギン…

アットホームや…

この雰囲気が俺をまた…

現実から夢の世界へと連れ去った…

刑務所内をルンルンと練り歩くと

そこに…

ノートやら何やら可愛いデザインの文房具が売っていった…

しかしこれ…

刑務所作業品…

アットホームな雰囲気の中、可愛らしいデザインで売られているが…

これを、殺人犯などの凶悪犯が作っていると考えると…

また俺を現実へと引き戻す…

そうここは刑務所…

何やら感慨深いな…

その他に獄の字を丸で囲った洒落をきかした前掛け…

箪笥…

BBQグッツのような物…

BBQに偏見はないが作っている側の人達好きそうだなBBQ…

それを出来ない状態の中作らせる…

かりたつ欲望を押さえつけながら…妄想しながらインドアで作られたアウトドア用品か…

さらには神輿…

300万…

犯罪者が作った神体を安置してかつぐ輿…

縁起が良いのか悪いのか…ぴりりとした洒落がきいてやがる…

さらに館内を歩いていると…

一枚の貼り紙が…

し…施設…見学だと…

俺は整理券を貰い並んだ…

順番を待つ…

整理番号が呼ばれ続々と中へと入っていく

自分の番号が呼ばれる…

携帯や録音機などは全て没収され…

牢屋のある刑務所の中へと入っていった…

工場や浴場や運動場などを見学できた…

犯罪を犯さなければ見れない日常…

非現実…

わりと綺麗な施設だったが、俺には暗い暗いあなぐらに見えた…

施設の見学が終わり外へと出ると…

刑務所で食べられているご飯がディスプレイされていた…

臭い飯なんて揶揄されているが意外に美味そうだな…

俺の、刑務所飯が胃袋を刺激する…

腹が減ってきたな…

いったん俺は外へと出た…

そして…

豚汁を買った…

炊出しっぽい感じ…

刑務所で食べる豚汁はいつもより切く哀愁を感じた…

胃袋を満たした俺は再び刑務所内へと入った…

白いテントで何か催しがやっているようだな…

性格検査コーナー…

面白そうじゃねーか…

自動車教習所の適性検査を思い出すな…

マークシートを塗りつぶし

係り員へと手渡す…

数分でテスト結果が出た…

怒りっぽい…

俺は、怒りっぽい人間だったのか…

犯罪者予備軍なのか…

今日から、おおらかに生きてゆこう…

赤いレンガの建物の中へと入る…

写真……?

いや…

これ…

絵だ…

どうやら受刑者が書いた物のようだ…

一番右の絵は、犯罪者っぽい闇を感じるな…

いや、あえてなのかもしれない…

感慨深いな…

レンガの建物を出ると…

面会所への案内が…

面会所だと…

こんな事が無いと来る機会も無いだろうし…

見ていくか…

案内の方へと進み建物に入る…

待合所…

なぜだろう…

凄く哀愁を感じる…

面会所入り口…

金属探知だろうか…

厳重…

物々しい…

何かリアルだな…

ここから先は…

娑婆との境界線…

そんな感じだな…

面会所を後にし…

俺は刑務所を出た…

帰り道…

刑務所を出てすぐの所…

視界に入った売店…

こんな所に売店…

もしや…

面会時の差し入れが売っているのだろうか…

俺は中へ入った…

しかし今日はやっていないようだ…

差し入れ用だと思われる日用品…

売られているのは日用品だが…

ここの雰囲気は非日常だな…

その他にはアイスクリームが売られている…

アイスは差し入れ出来ないだろうし…

面会に来た人が食べるのだろうか…

店を出ようと思った時…

扉の上…

注意書き…

ここが特殊な売店だと認識させられる…

あの世とこの世…

塀の中と外…

三途の川の手前…

そんな感じ…

何だか…

哀愁半端ねーな…

フェス楽しかった…

が…

二度とここへ来ることは無いだろう…