「岩谷観音堂」富津市の秘境!無数の仏像が浮彫されている洞窟
富津市 岩谷観音堂の磨崖仏群
岩穴、穴蔵、洞窟、岩屋、呼び方はいろいろだが穴は穴。
穴は男の永遠の浪漫。
穴を愛し穴に愛されるのが男の夢。
あなあなあな…そんな穴だらけの秘境が千葉の富津市にあるというので行って来た。
上総湊駅から10分程歩くと、目印となるドーベルマンがいる十字路を曲がり進んで行くと
次第に左手の岩の壁に無数の穴が現れ出す。
なんとも不思議な光景だな。
そしてさらに進んで行くと岩谷観音堂の看板が視界に入りこんできた。
視線を上にやると、古びたお堂が見える。
ここが千葉の秘境洞窟か…
なかなか雰囲気あるじゃねーかと
草で滑る石段を登りお堂へと向かう。
階段の途中脇に大き目の岩穴がある事に気づく。
落ちたらあぶねーな…
石段を登りきると獣道が迂回してお堂へと続いてる
獣道を登りきると、無数の岩穴が視界に飛び込んできた。
なんだこれは!!素晴らしい景色だ!
ああ入りたい。早く穴の中に入りたい。
高揚感が胸の奥から押し寄せてくる。
はやる気持ちを抑え、お堂の逆側へと向かう。
其処には洞窟への入り口が、ぽっかりと口を開けて待っている。
くぅ~最高だぜ。
いざインサート…
奥へ奥へと進んで行くと突如壁から八百万神々が姿を現し俺に声をかけてきた。
なんだこりゃ…俺は夢でも見ているのか…突然の神との交信に意識が薄れていく。
神々の声が頭の中を木霊する。
俺は意識朦朧と洞窟の中を彷徨い続けた。
完全に洞窟にトリップしているぜ。
どれくらい彷徨っただろうか。
突如強い光が差し込んできた。
あまりの強い光に俺は
「まさか俺は天国に来ちまったのか!?」と思った。
しかし視界の先にあったのは、天国ではなく下界だった。
ここで神々との交信が途切れ木霊していた声が聞こえなくなっていく。
俺は洞窟から外へと出た。
不思議な洞窟だったな。
ここは天国に一番近い穴蔵かもしれないな。
俺は思った、竹岡ラーメンを食べて帰ろうと…