19世紀に建造されたJR常磐緩行線の橋脚「流山ガード」
- 2020.01.18
- 松戸市
- 洞窟, 高架下・路地裏・地下街
1896年常磐線開業当時からあるレンガの橋脚
ガード下…
高架下…
それは…まるで…あなぐら…
穴が好きな男達…
それを我慢できない…
薄暗い人工のあなぐら…
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ある日の午後…
仕事で北小金に訪れた時の事だ…
俺は常磐線沿線を…
歩いていた…
すると…
ガードが…
ぽっかりと口を開けているではないか…
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しかしこのガード…
近年のボックスカルバートの物と違い…
レンガ造り…
歴史を感じる…
いい感じの雰囲気…
男はソレを我慢できない…
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俺は、ドキドキしながら入洞した…
せっせまい…
なんて狭さだ…
車がきたら…
考えただけでも恐ろしい…
恐怖…
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俺は、恐怖と戦いながら…
レンガで作られた壁を眺めた…
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劣化したレンガを、上からコンクリか何かで補強してあるっぽいな…
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奥側の下部分のレンガ…
昔のままの姿で残っている…
かなり古いな…
いったい…
このあなぐらは、いつの時代に造られた物なのだろう…
歴史との出会い…
レンガの壁との対話…
暗いあなぐらを堪能していると…
背後から車の気配…
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あっ…
あ…あぶない…
俺は、壁際に横になり…
張り付きながら立ち止まった…
なんて…せまさ…
道幅が車一台と人1人分程しかない…
これ以上奥は、車一台分の幅…
俺は…向こう側まで行けるのだろうか…
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いや…
ちょっ…まてよ…
もしかしてこれ…
歩道なのか…
メイビー…
おれは、幸運を祈った…
グットラック…
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高く細い歩道を歩いていると…
くそ…
きやがった…
なんて交通量が多いんだ…
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俺は、不安定な足場の上で身動きを止め車が通り過ぎるのを待った…
俺のギリギリ真横を通り過ぎてゆく軽トラ…
もし歩道の下を歩いていたらと思うと…
この恐怖…軽トラやなくて軽虎や…
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歩道の途中…
レンガからボックスコンバートへと切り替わった…
そこに…
流山ガードと書かれている…
ここの住所は松戸…
奇怪な…
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さらに奥へと進む…
眩い光が差し込んでいる…
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ガードを潜り抜ける…
其処には…ペリスティリウムが…
そしてその奥には…
カルバートのガード…
過去から未来…
未来から過去…
時空の狭間ペリスティリウム
面白い…
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差し込む日差しが…
暗い細い道の恐怖を和らげてくれる…
それにしても…
フェンスで防ごうと…してはいるが…
不法投棄のメッカみたいな場所だな……
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カルバートの入口には1969の文字…
近代的とは言ったが50年前か……
するとレンガの部分は…それよりはるか前って事か…
へたすりゃ常磐線の創業当時からあるのかもしれんな…
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歴史的レンガ造りのガードから…
近代型ボックスコンバートへ
タイムワープ…
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スペクタクル…
一言で言えばね…
そんな場所だったな…