2018年1月

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絶滅危惧店「牛丼太郎」最後の店舗/茗荷谷「丼太郎」こと「どんぶり太郎」

茗荷谷「丼太郎」こと「どんぶり太郎」 牛丼それは、俺のソウルフード。 青春時代、いつも俺の隣にいた… 24時間、牛丼の事を考えていた、あの頃… 時代は、牛丼デフレ戦争真っ只中だった。 そんな時、俺の胃を、がっちりキャッチしていたのが牛丼太郎… そのお値段200円… 圧倒的パワーでデフレ戦争を制したかと思えたが… やはり其処は、200円… 諸刃の剣… 薄利多売…低価格化に伴いサービスは低下していき客は離れて行った… そして、追い打ちをかけるように2003年、BSE問題により米国産牛肉が輸入できない […]

柏のダイダラボッチ伝説 左右の足跡/「イボ弁天」と厳島神社

ダイダラボッチ左右の足跡/「イボ弁天」と厳島神社 ダイダラボッチ それは、巨人… でいだらぼっち、だいらんぼう、だいだらぼう、でいらんぼう、だいらぼう、デエダラボッチ、デイラボッチ、デイラボッチャ、デーラボッチャ、デエラボッチ、デーラボッチ、タイタンボウ、デエデエボウ、デンデンボメ、ダイトウボウシ、レイラボッチ、ダダ星、おおきいぼちゃぼちゃ、大太法師、大太郎坊、大人弥五郎。 など、日本全国に等様々な呼び名がある。 柳田國男の『ダイダラ坊の足跡』によると、掻き集めた土で山を作り、足跡に水が貯まり湖 […]

謎の巨大コンクリート像/銚子「長崎の巨大像」

銚子にある謎の巨大コンクリート像「長崎の巨大像」 銚子… 少し変わった街。 さびしい風が吹く土地。 俺のふる里。 少し異質な雰囲気をもっているこの街を、俺は愛している。 郷土愛。 UFOと遭遇、宇宙人のミイラ、謎の魚の鳥居、底なし沼伝説、など変わった噂が多かった銚子時代の記憶… ふと思い出した謎の巨大コンクリート像… あれは、いったい…なんだったのだろう… 数年前に帰郷した際、当時の記憶を頼りに探してみた。 そして、巨大コンクリート像は、当時の記憶のまま民家の中に佇んでいた。 二十年以上ぶりの再 […]

秋刀魚 鰯 鯛 魚の形をした変わった鳥居/銚子 長九郎稲荷

銚子 ちょぼくり稲荷こと長九郎稲荷 銚子… それは、俺の生まれ故郷。 寂しい風の吹く街。 郷土愛。 この少し変わった街を、俺は愛している… 富士山のような高地や離島を除く日本国内で、元旦の初日の出が一番早く拝めると言われている犬吠埼。 しかし、それよりも南に位置する岬「長崎鼻」。 こここそが、本当の最も早い初日の出を拝むことができる場所だ。 小さい頃は、「長崎鼻」の丘の上にある小さな稲荷神社で、毎年初日の出を見ていた。 数年前、 帰郷した際に、子供の頃の記憶を頼りに「長崎鼻」へと俺は向かった。 […]

V字踏切の先にある名前の無い弁当屋/池袋300円弁当

池袋300円弁当 弁当屋… それは、男の欲望を刺激する店。 コスパの良い弁当屋… それは神。 弁当屋との出会い… それは運命の悪戯。 ある晴れた日、俺は池袋にいた。 西武線沿線を歩き、踏切を渡った。 異変を察知する。 「何かおかしい」と、振り向く。 すると、道が二股に分かれており、V字の形に踏切が設置されていた… これは、なんとも奇怪な… 俺は来た方とは、逆の道へと歩き出した。 視界の先には、先程通ってきた道。 これはいい…中々面白いな… 変った踏切に、気を良くし気分上々に、踏切を渡る。 すると […]

天狗と世界一の巨大鉄下駄そして無数の鉄下駄が眠る地「大雄山最乗寺(道了尊)」

神奈川県南足柄市 「大雄山最乗寺(道了尊)」 鉄下駄それは足腰を鍛える履物。 天狗それは、顔が赤くて鼻が高く、背に翼がある山伏。 南足利市にある大雄山駅…金時山の遥か麓にある駅… 夢… 天狗に、鉄下駄のトレーニング誘われる夢を見た… ある朝、ふと目を覚ますと俺は、小田原駅の大雄山線乗り場にいた。 何だこのローカル線は… 何故俺は、こんな所に… 手に持った切符の料金は、270円… 終着駅までの料金… 俺は終着駅の大雄山駅で降りた。 大雄山…大雄山… どこかで聞いた事ある駅だな… ハッ!!「海原雄山 […]

駅のホームにある洞窟!/箱根登山鉄道 「深沢銭洗弁財天」

箱根登山鉄道 塔ノ沢駅0分 「深沢銭洗弁財天」 先日、ふらっと箱根へ行って来た。 箱根登山鉄道に乗り込み、ケーブルカー、ロープウェイにでも乗ろうと思っていたが… 1駅目の塔ノ沢駅で、異変に気が付く… 視界に飛び込んできたのは神社… しかも駅のホームに… 俺は急いで列車を、飛び下り逆側のホームへと向かった… 駅のホーム…大きな口を開けたトンネル…そして神社… なんという異世界… 非日常… 何かありそうな雰囲気… あなぐらを感じる… 俺は、幻想的な神社の中へと、吸い込まれていった。 境内へ入ると直ぐ […]

あしたのジョーのふるさと「いろは商店街」/ドヤ街「山谷」

ドヤ街「山谷」にあるアーケード「いろは商店街」 昨年、山谷の夏祭り後に、玉姫公園で寝てしまい気が付いたら朝だった… 俺は、腹が減ったので「いろは商店街」を目指した。 山谷のドヤ街をぬけて行く。 厚生食堂が良かったが、もう8時を過ぎている為閉まっている。 山谷の朝は早いな… それにしても、ドヤ街は魅力的な店が多い… 今夜は、ここで飲むか… などと考えながら裏道をぬけていく 孤独のグルメで有名な、大衆食堂「きぬ川」が見えてきた。 飯きぬ川でもいいな…どうしようかな… その奥には、あしたのジョーのふる […]

外れくじを供養する/大久保通り「宝禄稲荷神社」

大久保通り「宝禄稲荷神社」 年末ジャンボ宝くじ… 一年に一度夢見る年末。 昨年も、全力でぶつかった結果… つわものどもが夢の跡 。 人生は幻 。 夢幻泡影。 無念… しかし、俺の見落としがあるかもしれないと、外れクジも一緒に持って宝くじ売り場へと向かった。 300円と共に帰ってきた9枚の外れクジ。 俺は、怨念の籠った外れクジを持ち、何かに誘われるよう大久保通りを歩いていた。 殺風景な神社の前を、通り過ぎようとした時… 「こっち…おいで…おいで…」 囁き声が聞こえた。 俺を…呼んでいるのか…? 俺 […]

鬱蒼とする森の中にひっそりと鎮座する金精様/柏市「土谷津の七社様」

柏市にある「土谷津の七社様」 数年前、あの日の俺は、何かに誘われるように柏のはずれへと向かった。 その場所は、昔々土谷津という地名で呼ばれていたそうだ。 この辺りの地が、我孫子と柏に分かれた時に消滅してしまった集落「土谷津」 何かある気がして、俺は彷徨っていた。 畑だらけの道。 何も無いなと歩き続けていると、鬱蒼とする森へと道が続いていた。 森道に入って直ぐ、右側にひらけた場所があり祠のような物が見えた。 こんな鬱蒼とした森の中に祠だと… 好奇心が込み上げてくる。 祠の方へと行ってみると、ひらけ […]

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