新橋「なんどき屋」の牛めし 俺の中で、宇宙一美味い食い物「牛丼」 初めて牛丼を知ったのは5歳の頃。 兄が読んでいた漫画「キン肉マン」の1巻に載っていた。 何の気なしに漫画を開くと其処には、第一話からガツガツ牛丼を食べるキン肉マン。 第三話では、牛丼ひとすじ八十年♪とキン肉マンが当時のCMソングを歌い、 第4話では、着物を着た女性が「ここは吉野家 味の吉野家」と演説をする当時のCMのパロディが書かれていた。(アニメでは、スポンサーの関係からか牛丼ひとすじ300年に変っている) そのあまりにも美味そ […]
上野にある上野大仏 大きいモノに人々は、昔から魅了される。 大きければ大きいほど、偉大さ、神々しさを感じる。 日本各地に巨大な観音、巨大な大仏が鎮座している。 ある晴れた日、ほろ酔いで上野を散策していた時に、そいつに出会った。 当時、まだやっていた桜木亭のパンダ支店でビールを買い。 ビール片手に上野を散策。 木々の木陰に身を隠し、心地よい夏の風を感じながら1杯2杯と飲みすすめほろ酔い気分になった時だった。 合格大仏の文字が視界に写り込んだ。 大仏?はて上野に大仏なんてあったっけ? 俺は酔っぱらっ […]
タワーホール船堀 「馬鹿と煙は高いところが好き」といった諺があるように。 男という馬鹿な生き物は高い所が好きだ。それが浪漫だからだ。 その天空の先に、何があるのか、好奇心がより高い所を求めてしまう。 旧約聖書に登場するバベルの塔しかり、ピラミッドしかり、古代の人々は高い建造物を作った。 そして、そのDNAは今も我々人類に受け継がれており、TOKYOの到る所にバベルを感じる高い建造物がある。 ある日の事、俺は江戸川競艇で全てを失い絶望の淵にいた。 何も考える事も出来ず、無料バスに乗り込み船堀駅へと […]
我孫子駅構内にある立ち食いそば屋「弥生軒」 からあげ… それは男達の浪漫… ちびっこの一番好きなオカズ不動の一位(Anabolic調べ)… 目の間に差し出された唐揚げ… それを食べない人間など存在しない… 唐揚げの前には全てが無力… かの有名な哲学者の… 「すべての人間は生まれながらにして唐揚げを欲す」… まさに世の理… ある日の事… ふらっと降りた我孫子駅… ホームへと出ると… 濃厚な唐揚げの匂いが鼻の奥を刺激た… 匂いの先には… 1軒の立ち食いそば屋… 匂いに誘われるがまま… 店内に入る… […]
御徒町にある「文久堂」 肉。 あらゆる種類の肉。 牛、豚、鳥、猪、鹿、熊、鰐、兎、etc… それを食すのは、男としての至福の喜び。 止められぬ欲求。 まだ見ぬ境地への扉。 肉という肉に食らいつきたい。 俺の頭の中は、肉肉肉肉の事だらけ… あの日も、そんな気分で俺は御徒町を歩いていた。 ふと目に飛び込んでき「まむし料理」の文字。 ま…む…し…だと!? 俺は、はやる気持ちを抑え路地を曲がった。 蛇が入った籠が店先に置かれている。 「蛇の肉か…」 食べずにはいられない。 押し寄せてくる欲求。 一体どん […]
日本一のモグラ駅「土合駅」 ある日の事、私は人生に疲れ果てていた。 「いっそ深い土の底の土竜にでも・・そうだ土竜がいい。 土竜だったら深い土の底に、潜っていればいいから、なんの心配もありません。 深い土の底だったら仕事もない、格差社会に心折られることも無い。 妻や息子のこと事を心配することもない。 どうしても生まれ変わらなければならないなら、私は貝…いや土竜になりたい…」 といった想いが心の中でリフレインする。 あくる日私は、気が付くと電車に乗っていた。 目を開けると薄暗い闇の中「湯檜曽駅」の文 […]
大船観音寺 大きい物。巨大な物。 目の前に、そびえ立つ巨大な物。 その異様な光景に、男は何故か興奮してしまう。 巨大という響きにワクワクがとまらない。 俺は、そんな巨大な物に先日大船で出会った。 俺は、駅を降りて直ぐに異変に気が付いた。 何だあれは…異形の者? 進撃の巨人… いや観音様だ… なんつーデカさだ… 気付かれぬように、そーっと正面へとまわる。 しかしその視線は、完全に俺を捉えていた… 絡み合う視線のレザービーム。 次第に意識が混濁していくのがわかる。 薄れゆく意識。 光の差す方へと進ん […]
改装中の渋谷パルコ前の工事用仮囲い アキラ。 AKIRA。 でも主人公は金田。 舞台は、東京オリンピック目前の2019年ネオ東京。 俺は、2018年渋谷の街を歩いていた。 次第に意識が混濁してくる。 なんだ…あれ… 意識朦朧と歪む視界の先で、現実世界と2次元の世界が混じり合おうとしている… あ…き…ら!?? 「ちがうわ! アキラくんは! あ、 まってェ! きゃあ!」 「なんだ こりゃあ、 これもオレのちからなのかーっ!!」 「おおぉおぉ…」 「これからは俺がお前を助けてやる。そん時は言いな、カネ […]
中里道祖神 2017年某日千葉県成田を放浪していた時の事。 かなりの距離を歩き、俺は意識朦朧としていた。 どうやってそこに辿り着いたのかまったく覚えていない。 しかし俺は、そいつの目の前に立っていた。 いったいこいつは何なんだ!? 突然目の前に現れた異形な光景に、俺は驚きを隠せずにいた。 そしてその美しに目を奪われた。 この怪しくも美しい場所は、一体何なのだろう? 木の周辺を覆いつくすように置かれている石。 良く見てみると道祖神と書かれた小さな祠だった。 これは… ひょっとして神々が眠る塚なので […]
両国にある江島杉山神社 穴が有ったら入りたい。男ってそんな生き物ですよね。 小さい頃に家の押入れから始まり、トンネル、高架下、洞窟、女性などなど沢山の男心をくすぐる穴蔵がありますよね。 そんな男心をくすぐる穴蔵パワースポットが両国にもあるというので行って来た。