タワーホール船堀 「馬鹿と煙は高いところが好き」といった諺があるように。 男という馬鹿な生き物は高い所が好きだ。それが浪漫だからだ。 その天空の先に、何があるのか、好奇心がより高い所を求めてしまう。 旧約聖書に登場するバベルの塔しかり、ピラミッドしかり、古代の人々は高い建造物を作った。 そして、そのDNAは今も我々人類に受け継がれており、TOKYOの到る所にバベルを感じる高い建造物がある。 ある日の事、俺は江戸川競艇で全てを失い絶望の淵にいた。 何も考える事も出来ず、無料バスに乗り込み船堀駅へと […]
御徒町にある「文久堂」 肉。 あらゆる種類の肉。 牛、豚、鳥、猪、鹿、熊、鰐、兎、etc… それを食すのは、男としての至福の喜び。 止められぬ欲求。 まだ見ぬ境地への扉。 肉という肉に食らいつきたい。 俺の頭の中は、肉肉肉肉の事だらけ… あの日も、そんな気分で俺は御徒町を歩いていた。 ふと目に飛び込んでき「まむし料理」の文字。 ま…む…し…だと!? 俺は、はやる気持ちを抑え路地を曲がった。 蛇が入った籠が店先に置かれている。 「蛇の肉か…」 食べずにはいられない。 押し寄せてくる欲求。 一体どん […]
改装中の渋谷パルコ前の工事用仮囲い アキラ。 AKIRA。 でも主人公は金田。 舞台は、東京オリンピック目前の2019年ネオ東京。 俺は、2018年渋谷の街を歩いていた。 次第に意識が混濁してくる。 なんだ…あれ… 意識朦朧と歪む視界の先で、現実世界と2次元の世界が混じり合おうとしている… あ…き…ら!?? 「ちがうわ! アキラくんは! あ、 まってェ! きゃあ!」 「なんだ こりゃあ、 これもオレのちからなのかーっ!!」 「おおぉおぉ…」 「これからは俺がお前を助けてやる。そん時は言いな、カネ […]
両国にある江島杉山神社 穴が有ったら入りたい。男ってそんな生き物ですよね。 小さい頃に家の押入れから始まり、トンネル、高架下、洞窟、女性などなど沢山の男心をくすぐる穴蔵がありますよね。 そんな男心をくすぐる穴蔵パワースポットが両国にもあるというので行って来た。
浅草地下商店街にあるタイ料理屋モンティー 日本全国に蔓延る薄暗い地下商店街。 何故かあると行きたくなる地下商店街。 そこは男の浪漫とパラダイスがひしめき合っている。 薄暗くジメジメしているような雰囲気に洞窟を感じてしまうのは俺だけでは無いはず。 日本最古の地下商店街、浅草地下街も都会の洞窟を感じれる場所。 そんな地下商店街にいざダイブ。 階段を降りると、都会の雑踏が嘘のように聞こえなくなった。 辺りはジメジメと薄暗い。 外が真昼間だという感覚が無くなっていく。 ああ…なんて落ち着く空間なのだ… […]
「王子稲荷神社」の「願掛けの石」と「お穴さま」 狐の巣穴には神が宿っている。 稲荷神社には、狐の巣穴が「お穴さま」として祀られている場所が多数存在する。 穴好きの俺は、いつもそんな穴を求めている。 某日、そんな「お穴さま」と俺は遭遇した。 それは王子を散策している時に、ふと目にした幼稚園に掛けられていた王子稲荷神社という看板が出会いのきっかけだった。 看板が気になり幼稚園の奥へと進むと、幼稚園の敷地内に神社が併設されていた。 幼稚園と神社。 面白いな。 俺は神社の中へと入ってみた。 中に入ると、 […]
台東区にある玉姫稲荷神社 ある夏の日、俺はドヤ街山谷を散歩をしていた。 玉姫公園で、チューハイ片手に寛いでいると公園の住人のおっちゃんにその日の夜、玉姫公園脇のグラウンドで夏祭りがある事を教えてもらう。 「それは面白そうだな」と、お祭りまでの時間、公園周辺で時間を潰す事にした。 ふらふらと公園の周辺を歩いていると、まるで誘っているかのように神社が姿を現した。 「時間を潰すには丁度いいな」と神社の中へ 境内を散策していると、山谷には似合わない、とても美しい女性と俺は出会った。 遠くを見る眼差 […]
猿海山 龍本寺の「お穴さま」 ある日の出来事。 俺は新橋で一人飲んだ後、五反田へ行こうと浅草線へと乗り込んだ。 ほろ酔いだった事もあり目を瞑って椅子に座っていた。 意識が朦朧とする中、なかなか五反田に着かないなと思っている内に眠り込んでしまった。 そして気が付くと俺は、横須賀中央にいた… 横須賀だと?どういう事だ… 俺は酔っていた為、運悪く京急の快速に乗っていたようだ… しかたなしに俺は横須賀中央駅に降りた。 これも何かの縁だろうと横須賀中央を散策してみる事に。 すっかり酔いも醒めていたので、コ […]
有楽町ガード下「食安商店」 穴蔵それは心の落ち着く場所。 穴それは吸い寄せられる場所。 そんな吸い寄せられる洞窟のような立ち飲み場がTOKYOには多数存在する。 人々はまるで都会のオアシスと出会ったかのように吸い寄せられていく。 有楽町ガード下にある「食安商店」もそんな、あなぐら飲みが出来る場所だ。 店は自販機とカウンターテーブルがあるだけの24時間セルフスタイル営業。 そして店内は薄暗くまるで洞窟のよう。 なんて落ち着く穴蔵空間なのだ。 都会の雑踏を逃れ沢山の人々が癒されに来ている。 ある種パ […]
文京区の真珠院にある洞窟 コンクリートジャングルTOKYOには、いくつかの洞窟が存在する。 穴蔵好き系男子の俺は、穴をもとめてコンクリートジャングルTOKYOをさまよい続けている。 ある日俺は、文京区である洞窟と出会った。 それは、真珠院というお寺の裏側へとまわり庭を、散策していた時の事だった。 綺麗な庭だなと、その美しさに目を奪われていた。 次第に周りが霧がかりだした。 頭がくらくらしだし自分の居場所が良く分からなくなって来た。 あれ…ここは何処だ? 異変に気が付いた時、俺の視界に入った来たの […]